仕事で成果を残せないなぁ。
上司からの指示を、言われた通り完璧にこなしているのになかなか良い結果が出ない。仕事のデキル先輩と同じやり方でやっているのに、成果が出ない。
結果を出している人と同じことをしてるのに、自分には結果がついてこない。そんな人いますよね。
考える練習
素晴らしい結果を出しているスポーツ選手は、当然とてつもない練習量をこなしていますよね。スポーツの世界と同じで、仕事や副業で結果を残すためには「考える力」が大切なんです。その「考える力」を身につけるためには「考える練習」をすることが必要です。
「日頃から考える習慣をもつことは良い結果につながる」と言います。
たとえば、行きつけのカフェの価値を高めることを考えたり、バスの中にある広告のコピーの新たに考えたり、レストランのメニューを見て新しいメニュー名を考えたり、毎日あちこちで「考える練習」をしています。
カフェは考える練習に最適な場所です。店員さんの対応はどうか、お店の内装や外装はどうか、料理の演出はどうか。考えることがたくさんあります。
スーパーマーケットも良い練習場所になります。この商品のネーミングは魅力的だとか、この紹介分は買いたくなるとか、この陳列の方法は良い演出になっているとか。
この練習がいろいろな場面で役に立ちます。なぜなら、こういった『考える力』というのは仕事とたくさんの共通点があるからです。
経理の仕事をしている人でも、営業の仕事をしている人でも、研究職の人でも、探してみると自分の仕事との関連性が見つかるはずです。いまなにが世の中にうけているのか、いいコミュニケーションと悪いコミュニケーションの違いはなにか、などなど。日頃から練習しておいたことが、なにかにつながるのです。
いつでもどこでもできるので、ちょっとした隙間時間に「考える練習」をぜひやってみてください。
頭の回転が早くなる
日頃から考える練習をしておけば、自分の中にアイデアや知識が蓄積されていきます。その蓄積された『考え』が必要な時にすぐに思いつくことができるようになります。それによって考える速度や仮説を生み出す速度が上がります。いわゆる『頭の回転が早くなる』という状態です。
考えることを続けていくと、だんだん考えることが楽しくなってきます。だから、「長く考えるなんてうんざり」なんて思わないでください。そうやって考えたことが蓄積されて、あなたの力になります。
考える力の蓄積が天才を生む
生涯で14万点を超える作品を残し、20世紀最大の画家と言われた『天才ピカソ』
ピカソが街を歩いていると、ピカソの大ファンという女性に呼び止められました。彼女はピカソに「絵を描いてもらえないですか?」と尋ねたそうです。ピカソはそれに応え、絵をその場で描いてあげたそうです。
そしてこう言いました。
「この絵の値段は1万ドルです」
女性は驚いてこう言いました。
「あなたはこの絵を描くのに30秒しかかかってないではないですか」
すると、ピカソは苦笑しながらこう答えたそうです。
「それは違う。30年と30秒だ」
絵を描いた時間は30秒。しかし、ピカソは今まで生きてきた30年で蓄積した感性・技術を使って描いたわけです。
生活の中には隙間時間がたくさんあります。蓄積したアイデアや知識は大きな価値になります。今日何を考え、明日何を考えるか、「考える」をどんどん蓄積していくが大切。
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